備蓄の量はどのくらい?首都直下型地震に備えましょう。東京都の備蓄ナビをご紹介します。
私たち首都圏エリアに住む人たちは、首都直下型地震の発生を常に意識しなければなりません。もちろん、住宅そのものを耐震性、防火性に優れたものにすることは大切ですが、今日は、実際に地震が発生したらどうなるのかを考えてみましょう。
地震が発生したら、ライフラインは止まります。電気やガス、水道も止まります。高層マンションにお住まいの方は、エレベーターも止まります。トイレも使えなくなります。
信じられませんが、過去に経験したことのない悲惨な状態になることが明らかとされれいます。
マンションや被害の無い戸建て住宅にお住まいの方は、自宅待機を命じられることになり、倒壊した古い家屋や、火災の被害、河川の洪水被害で、自宅を失った方々は避難場所で日々を過ごすことになります。
首都圏エリアの何処でどのような被害が出るかは分かりません。すべてが危険エリアとされれいます。
ご自宅で、今できることを行いましょう。まずは備蓄です。以下は参考になる東京都のWEBサイトです。ぜひ、参考にしてください。
東京備蓄ナビ https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp
例えば、マンションに、ご夫婦とお子様(女子)、ペット1匹。3人家族とペット1匹の場合、以下のような備蓄が必要とされています。
食品等
- 水: 63 L
- レトルトご飯: 63 食
- レトルト食品: 21 個
- 缶詰(さばの味噌煮、野菜など): 21 缶
- 栄養補助食品: 21 箱
- 野菜ジュース: 21 本
- チーズ・プロテインバー等: 6 パック
- 健康飲料粉末: 21 袋
- 調味料セット: 適宜
- 乾麺 即席麺: 7 パック
- 無洗米: 8 kg
- 飲み物: 21 本
- お菓子: 7 パック
- 果物の缶詰: 7 缶
- フリーズドライ食品: 適量
- 乾物: 適量
衛生用品
- 除菌ウェットティッシュ: 210 枚
- アルコールスプレー: 3 本
- マスク: 21 枚
- 口内洗浄液: 1890 ml
- 救急箱: 1 箱
- 常備薬: 1 箱
- 使い捨てコンタクトレンズ: 1人1か月分
- 携帯トイレ・簡易トイレ: 105 回分
- 歯みがき用ウェットティッシュ: 210 枚程度
- ウェットボディタオル: 21 枚
生活用品
- カセットコンロ: 1 台
- カセットボンベ: ガスコンロ1台につき1日4/3本
- ラップ: 1 本
- ポリ袋: 1 箱
- ビニール手袋: 1 箱
- アルミホイル: 1 本
- トイレットペーパー: 7 ロール
- ティッシュペーパー: 7 箱
- 懐中電灯: 1 灯
- 乾電池: 単1~単4までのセット
- 点火棒: 1 本
- 使い捨てカイロ: 42 個
- 携帯電話 充電器: 携帯台数に合わせて用意
- 布製ガムテープ: 2 巻
- 軍手: 21 組
- 新聞紙: 適宜
- 手回し充電式などのラジオ: 1 台
- マルチツール: 1 個
- 給水袋: 3 袋
- ポータブルストーブ: 1 台
- LEDランタン: 最低3台
- ヘッドライト: 3 個
- クーラーボックス: 1 個
- リュックサック: 1 個
女性用品
- 生理用品: 30 個セット
- 基礎化粧品: 2 個
ペットに必要な備蓄リスト
- ペットフード
- 水
- ペット用 首輪 リード
- ペット用のトイレ用品
- ペット用の食器
いかがですか?想像以上の備蓄量です。
これよりも少し多めに用意するくらいが良いと思います。
そして、自家用車にはできる限り燃料を満タンにしておきましょう。
最後に、木造家屋にお住まいの方にご案内です。耐震補強工事、備蓄庫造り、忘れがちなのは、被災地は暖房が使えません。できる限り断熱性能は高くすべきです。2024年は断熱リフォームに大きな補助金が出ています。この機会に全体的に住宅を見直すと良いかもしれません。