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13
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一枚板の耳を残し、自然な輪郭も、節も、割れも、
杢も、その木が持つ個性として受け入れる。
上下だけを建具として必要な寸法に整え、
左右はできるだけ原型のまま残す。
あるいは設計の段階からハンガーレールの高さや床レベルを考え、
上端さえも天然の輪郭を残す。
普通なら「開口に合わせて建具をつくる」。
しかし、この建具では逆もあり得ます。
それこそが、既製品のドアにはできない、
注文住宅ならではの贅沢だと
ワンズライフホームは考えています。


無垢の一枚板は、家具の世界では珍しいものではありません。
ダイニングテーブル、カウンター、ベンチ。
木目を楽しむための代表的な使い方です。
しかし建具になると、
木は家具ではなく、
空間そのものになります。
引戸を閉じれば、壁一面に巨大な木目が現れる。
開けば、その木が横へ静かに移動し、
その向こうに別の空間が現れる。
絵画を掛けるのとも違う。
木を装飾として貼るのとも違う。
一日に何度も触れ、動かし、眺める。
建築の中で使われ続ける「木の作品」です。
この建具の主役は、あくまでも木目です。
だからハンガーレールや吊り金物、把手には、
ピカピカしたステンレスよりも、
黒皮鉄、古美色、焼付塗装、
ヴィンテージアイアンのような落ち着いた金属を合わせたい。
金物を隠すのではありません。
むしろ構造として見せる。
ただし存在を主張させすぎない。
時間を経たような質感のハンガー金物と、
一枚板の自然な木肌。
人工物と自然物がぶつかるところに、
この建具独特の美しさがあります。
同じ一枚板でも、
周囲の素材、光、空間の用途によって
その表情は大きく変わります。
建具だけを考えるのではなく、
空間全体から一枚の木を考えます。

ガラス、左官、石、黒い金属と組み合わせれば、
一枚板はモダンな空間にも自然に馴染みます。
書斎やホームオフィスの入口なら、
閉じている時間さえ空間の見せ場になります。
ヒノキ、タモ、アッシュなど明るい材を選べば、
無垢の存在感を残しながら穏やかな印象に。
障子や塗り壁、石、間接照明との相性も良く、
現代的な和の空間をつくれます。


濃色のウォールナットやウェンジ、
焼杉のような深い色を使えば、
建具そのものが空間の演出になります。
ワインセラー、シアタールーム、
バーラウンジの入口にも似合います。
一枚板をもっとも大胆に見せられる場所。
吹抜け、大開口、石壁、造作家具などと合わせれば、
家の中にひとつの「建築的な作品」が生まれます。

一枚板の面白さは、
同じ樹種でも二枚として同じ表情がないこと。
ワンズライフホームでは、
「木のスペック」だけで決めるのではなく、
その場所でどう見せたいかから木を考えます。
紫褐色から深い茶色まで、
一枚の中に色の揺らぎが出やすい材です。
大きな一枚板になるほど、
木目の流れ、節、入り皮、割れなどが強い表情になります。
石、モルタル、黒い金属、ガラスとの相性が良く、
モダンな住宅で一枚板を主役にしたい場合には特に魅力的です。
オークの魅力は、はっきりとした木目と硬質な存在感です。
板目では大胆な山形の模様が現れ、
部位によっては虎斑と呼ばれる独特の杢も楽しめます。
ウォールナットほど暗くしたくない。
しかし淡い木では物足りない。
そんな空間に非常に使いやすい材です。
ヒノキは淡い色合いと、細く穏やかな木目が特徴。
一枚板で大きく使っても圧迫感が少なく、
和室、寝室、玄関など、静けさを求める場所に似合います。
新しい木の香りを楽しめるのも魅力のひとつ。
時間とともに白っぽい木肌から、やや飴色へ変化していきます。
タモやアッシュは、
淡い木肌の中にはっきりした木目が走ります。
ヒノキほど和に寄らず、オークほど重くない。
北欧的な空間、淡い左官壁、
ベージュやグレージュを基調とした住宅など、
現代的なインテリアに合わせやすい樹種です。
チークは油分を含み、
滑らかな質感と深い色合いを持つ高級材です。
木目は比較的穏やかですが、
光が当たると独特の艶が出ます。
ミッドセンチュリー家具や
上質なホテルのような空間に似合い、
経年による色と艶の変化も大きな魅力です。
国産広葉樹の一枚板には、
洋材とは違う激しい杢や節、
独特の輪郭を持つものがあります。
「きれいに揃った板」ではなく、
むしろ癖のある板を選び、それを建具の意匠にする。
そんな考え方も面白いでしょう。
天然木を使う以上、
工業製品と同じ寸法安定性や均一性を求めるものではありません。
その性質まで理解して採用することが大切です。
※無垢材は湿度や乾燥状態により寸法変化・反り・割れ等を起こすことがあります。
特に大型一枚板を建具として使用する場合は、
材料の含水状態、重量、金物耐荷重、下地、床ガイド等を含め
個別に設計・検討します。
これは「高級ドアを選ぶ」というより、
一枚の木を探し、その木のために建具をつくる仕事です。
一枚板は、樹種だけで価格が決まるわけではありません。
長さ、幅、厚み、杢、節、割れ、乾燥状態、
希少性によって大きく変わります。
※上記金額は製品定価ではなく、
家づくりの初期検討時に予算感をつかんでいただくための参考レンジです。
一枚板は一点物のため、
実際の材料・寸法・加工方法・現場条件により大きく変動します。
正式価格は個別見積となります。

気に入った一枚板を先に選び、
その幅・高さ・輪郭から開口寸法を決める。
一枚板を最も美しく使える方法です。
建築の開口寸法を先に設定し、
そのサイズに合う一枚板を探します。
耳をどこまで残すかも現物を見ながら調整します。
ハンガーレールを高い位置に設置したり、
床レベルを変えたりすることで、
上下まで原木の輪郭を残すという考え方も可能です。
リビング、寝室、和室、書斎、BARなど、
まずは建具を置きたいシーンを考えます。
樹種名だけでなく、木目、耳、節、割れ、色、
板全体のプロポーションから選びます。
開口高さ、幅、天井、壁、床、収納、
家具との関係まで含めて設計します。
板の重量に応じてレール・ローラーを選び、
見た目とのバランスを考えながら
把手やプレートの意匠を整えます。
同じものは二度とつくれません。
木の輪郭をそのまま残した、
その住宅だけの建具が完成します。
「この床にしたい」でも、
「このキッチンを置きたい」でも、
「この窓から景色を見たい」でもいい。
そして、
「この一枚板を、家のドアにしたい」
という始まり方も、
私たちはとても面白いと思っています。
既製品から家を組み立てるのではなく、
好きなものを起点に、建築を考える。
それが、注文住宅の楽しさです。
※本記事に掲載する画像はデザインイメージです。
天然木は同一樹種でも、産地、個体、乾燥状態、加工方法により
色、木目、形状、性質が異なります。
実際に大型一枚板を建具として採用する際には、
板の状態、含水率、重量、反り、
金物耐荷重、壁下地、床ガイド等について個別に検討します。
価格は材料、寸法、希少性、加工方法、施工条件等によって異なります。

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