中庭と天窓で光に包まれる都市のミニマム空間

工法木造軸組
土地面積67.13㎡(20.3坪)
建物面積179.34㎡(24.0坪)
住宅の密集した都市部の狭小地でも「デザイン性が高く解放感のある住まい」を求めていました。優先順位を精査しながら要素をそぎ落し、こだわりの詰まったミニマムな空間が実現しました。
(Photo by Kai Nakamura)

シルエットが際立つダークグレーの外観

いわゆる「家のかたち」をした三角屋根が印象的な外観。ダークグレーの塗装でそのシルエットがより際立ちます。玄関ポーチの木を使った壁がアクセントに。

玄関に光を取り込む

奥行きのある玄関にはガラスの袖壁を使い光が抜けるよう演出しています。
また、足元に地窓を設け、外部の視線を遮りながら光を取り込んでいます。

遊び心を感じるステップ

棚を兼ねるステップを通り、中庭を挟んで向こう側の子ども部屋へ行くことができます。

光が集まるキッチン

キッチンにも天窓から柔らかな光が差し込み、手元が明るいと料理が楽しくなりそうです。

パントリーでキッチンまわりをミニマムに収める

キッチンの脇には壁で仕切られたパントリーのような空間があり、ここに生活感の出やすい冷蔵庫やキッチン家電などが納めれている。

中庭を通じて部屋同士が緩やかにつながる

視線が抜けるように設けたLDKの中庭を挟んで子ども部屋が見えます。茶室のにじり口のような低い窓にすることでプライバシーは確保しつつも部屋同士の気配を感じられる工夫がなされています。

ホテルライクなバスルーム

閉塞感が生じやすいバスルームは、潔くガラスで仕切ることで開放感とホテルライクなラグジュアリー感が生まれました。また、床材をバスルームと統一することで空間を広く見せる効果も。


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