家族の笑顔あふれる、子どもたちの成長にあわせて変わる住まい

軽量鉄骨造2F建のうち2Fフルリフォーム
施工面積 79.50㎡/24.05 坪
ご実家の2階を自分たち子世帯の住まいにするためリフォームをしました。家族がいつでも顔を合わて暮らす、開放的な住まいにしたいというご要望から、これまで部屋を仕切っていた壁を大胆に撤去しました。「家づくりは住み始めるところがゴールではない」というご夫婦の考えを大きなテーマとして、仕切りを設けず、子どもたちの成長や家族のライフスタイルの変化にフレキシブルに対応できる住まいになりました。また、見せる収納にすることで、家族みんなが物の位置を把握することができたり、片付けがしやすくなりました。

構造材もアクセントに

耐震性を損なわないよう、構造材は全て残していますが 、隠してしまうと空間が狭くなることから、敢えてむき出しにすることを提案しました。

空間に溶け込む色に塗装することで、まるでデザインの一部のように、空間に調和しています。オイル塗装したパインの無垢床と珪藻土塗りの壁、オープン収納のラフな雰囲気とバランスが絶妙です。

家族を見守る対面キッチン

キッチンは位置を変えずに仕切り壁を取り除き、フロアの中心に位置するオープンなアイランド型に。キッチンに立てば部屋の全体が見渡せ、家族の様子が分かります。オープンだからこそ食器や調味料の場所が分かりやすく、家族がお手伝いしやすいそう。キッチンの立ち上がりにしつらえられたマガジンラックにはレシピ本や子どもたちの本が並びます。

パブリックな空間にプライベートエリアを

ダイニングの横には兄弟の勉強コーナーを造作。区切られた子ども部屋ではなく、敢えて家族や来客からも見られる空間にすることで、自然と片付けへの意識が育まれます。

子どもたちの将来を見据えた空間づくり

子ども部屋はいつかは必要がなくなると考えたK様ご夫婦。独立した子ども部屋を設けるのではなく、
状況に合わせてフレキシブルに対応できるようにと、スライディングウォールを採用しました。

生活感が出やすいものは階段脇の死角へ

階段をかけかえることで生まれた空間を利用して生活感がでやすい子どものカバンを掛けるスペースを作りました。

慌ただしい朝でも快適な洗面室

洗面台とは別でメイクコーナー付きのオープン収納を造作し、慌ただしい朝でも使い勝手の良い洗面室に仕上げました。

アクセントウォール

元々あった階段の向きを変え、壁は爽やかなブルーのアクセントウォールに仕上げました。

お客様の声

東京都 K様/2012年お引渡し
家族構成:ご夫婦・男の子2人・女の子1人

どのように会社を選びましたか?

リフォームするにあたり、新築時の施工会社を含めていくつかのハウスメーカーに意向を伝えてプランを考えていただいたのですが、軽量鉄骨造の躯体では壁は取り払えないなどできることに制限があり、またコストも想定を上回るものでした。
煮詰まっていた時に住宅展示場で拝見したモデルハウスの珪藻土や床材の質感に惹かれてご相談したところ、外部の設計者を要望に合わせて選定いただけることや、柔軟にプランをご提案いただけたことで安心して任せられると感じ、また営業さんの誠実なご対応が決めてとなりました。

こだわりのポイントはなんですか?

日頃家事をこなし、子どもたちに目を向ける必要がある妻の動線を中心に空間を構成しました。
併せてリフォーム以前の壁によって仕切られた閉塞的に感じている空間を解消し、風通しを良くすることを目指しました。
取り掛かりだすとなかなか手が離せない上に、一日の時間を長く過ごすキッチンスペースをフロアの中心の前線基地として、妻がそこから見渡せるところにプレイルームや子どもたちのワークススペース、リビング、ダイニングを配すことで、家族の様子が常に感じられる空間になると同時に壁を極力減らしたことで風の通り道もできました。
また収納はオープンを主とすることで整頓を意識でき、家族みんなで家をきれいにする気持ちを持てるように考えました。
洗面、テレビ、ダイニング回りはスペースを無駄なく使えるよう、既製品のシステムキッチンを造作した収納棚やタイルでオーダーキッチンのような雰囲気に仕上げています。場所により家具のばらつきがなく全体の統一感が生まれています。

実際住んでみてどうですか?

家族の顔が常に見えることで自然と会話や団欒が生まれています。
家は家族と一緒に思い出を刻んでより良くなっていくものと考えていますので使うほどに味わいの出るフローリング床は満足していますし、オープンな棚は子どもの成長に合わせて使い方や入れるものを確認できるので使いやすいと感じています。
ゆるやかに様々なゾーンがつながり、「これをするだけの場所」とスペースの用途を限っていないので、実際の大きさ以上に広々とつかえて、友人を招くことが増えました。

家づくりを振り返ってどうでしたか?

家づくりは住み始めるところがゴールではないと思っていましたので、将来の子ども部屋利用、さらにその先の子どもの独立で個室の必要性が低くなるところまで考えてスライディングウォールを採用することも一緒になって考えていただけました。また、生活動線を考えて洗面所に妻のドレッサーを作りつけることもご提案いただけたことに感謝しています。
住んでから必要となってくるものは自分で設えたりもしていますが、下地の状況や状態もすぐにご相談に乗っていただけるので、引き渡し後も“家族の変化に合わせた家づくり”​が一緒にできていると感じています。


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