上質な素材がつくる“本当に気持ちいい家” 成城から格別な新築、リノベーションをご提案
家に帰って玄関のドアを開けた瞬間、ふわっと鼻先をくすぐる木の香りと、しっとりと澄んだ空気に包まれる――そんな体験を、どれくらいの方が毎日の「当たり前」として味わっているでしょうか。One’s Life Homeが大切にしているのは、図面の上の数字やスペックだけではありません。扉を開けた瞬間の空気、足の裏に伝わる感触、ふと見上げた天井の表情。そうした「五感で感じる豊かさ」を、上質な自然素材で丁寧に積み重ねていくことです。
私たちが特に大切にしているのが、「珪藻土」と「木」という二つの素材です。壁をどう仕上げるか。床や天井を何で包むか。木製の室内ドアや窓枠をどう選ぶか。新築でもリノベーションでも、選ぶ素材の組み合わせによって、同じ広さの空間がまったく別物の心地よさへと生まれ変わります。たとえば、壁一面を珪藻土で仕上げ、床と天井には天然木を張り、室内建具も木で揃える。あるいは、床は無垢の木、壁と天井は珪藻土で、柔らかく包まれるような白い空間をつくる。そんなコーディネートの妙が、日々の暮らしを静かに、しかし確実に変えていきます。
One’s Life Homeでは、珪藻土の中でも、自然素材としての素性がよく、室内環境を美しく整えてくれる珪藻土を積極的に採用しています。素材そのものの質感や色味、そしてパターンのバリエーションは、外部サイトの
EM珪藻土パターン集
をご覧いただくと、その奥深さを感じていただけると思います。単なる「白い塗り壁」ではなく、光が当たる角度や時間帯によって陰影が変わり、住む人の気持ちまで穏やかに整えてくれる素材です。
そもそも珪藻土とは、海や湖に生息していた微小な植物プランクトン「珪藻」の殻が、長い年月をかけて堆積し、化石のようになったものです。顕微鏡でのぞくと、スポンジのように細かな孔(あな)が無数にあいていて、この構造が優れた調湿性と消臭性の源になっています。じめじめした季節には空気中の湿気を吸い込み、乾燥した季節には少しずつ放出してくれる。室内の湿度変化を穏やかにし、カビや結露が起こりにくい環境をつくり出す、まさに「呼吸する壁」なのです。

同じ珪藻土でも、鏝の運び方や仕上げ方によって空間の印象は大きく変わります。ラフに波を描くように塗れば、光が当たったときに陰影が強く出て、表情豊かな壁になります。フラットに押さえれば、すっきりとしたモダンな空気感に。職人が手仕事で塗り上げるからこそ、一邸ごとに、同じ家の中でも一面ごとに、少しずつ違う表情を見せてくれるのです。毎日見ているはずの壁なのに、ふとした瞬間に「今日は朝の光がいつもと違う表情に見えるな」と感じる。そんな小さな発見が、暮らしの中の楽しみになっていきます。
一方で、木材はその「時間の刻み方」が何よりの魅力です。一本の丸太を輪切りにしたときに現れる年輪は、その木がどれほどの時間をかけて育ってきたかを静かに物語ります。年輪が細かければ、ゆっくりと成長した証拠。年輪の幅や色の濃淡は、気候や土壌、光の量といった環境すべてを映し出しています。

その木が床材や天井材、建具、窓枠となって室内を形づくるとき、私たちは「時間そのもの」に触れていると言ってもいいかもしれません。ナラ(オーク)の床は、力強い木目と落ち着いた色合いで、長く暮らしても飽きのこない普遍的な美しさを持ちます。タモはすっきりとした表情で、北欧テイストと相性の良い爽やかな空間をつくってくれます。クリは水に強く、和の空間や土間まわりとの相性も良い頼もしい材。カバやカエデはやさしい乳白色から薄い飴色へと変化し、柔らかい雰囲気のインテリアを好む方に人気です。
世界三大銘木のひとつであるチークは、しっとりとした油分を含み、経年変化が美しい素材です。新築時には「こんなに明るい色だったっけ」と思うほど柔らかな色ですが、数年、十数年と時間を重ねるうちに深みのあるブラウンへと変化し、ヴィンテージ家具のような存在感を放ちます。花梨は重厚で硬く、赤みを帯びた色が空間に格調を与えます。こうした銘木は、「高級感」という言葉では足りないほどの奥行きをもって、住まいに静かな品位を宿してくれます。
一方、国産材にも素晴らしい個性があります。カラ松は節あり・無節で印象が大きく変わりますが、どちらも表情豊かで、山の空気をそのまま室内に連れてきたような素朴な魅力があります。レッドパインは足ざわりが柔らかく、素足の暮らしが好きな方におすすめの床材です。節がランダムに並ぶ様子は、工業製品には絶対に出せない「自然のリズム」。その不揃いさこそが、心をほっとさせてくれる理由なのかもしれません。ヒノキは言うまでもなく、日本を代表する高級材。ふわりと香るヒノキの香りは、玄関や洗面、浴室まわりなど、毎日必ず通る場所に使うと、そのたびに深呼吸したくなります。
チェリーは、時間が経つほどに赤みを帯びていき、「うちの床、こんなに色が変わったんだね」と家族で話題になるほどの変化を見せてくれます。ウォールナットは、深いブラウンと力強い木目で、邸宅感を一気に高める存在です。重心の低いソファやアートと組み合わせると、都心のマンションであっても、まるでホテルのラウンジのような空気をまといます。ホワイトアッシュやホワイトオーク系の材は、モダンなインテリアやブラックの金物と好相性で、シャープさと温かさを両立させたい方にぴったりです。

床も天井も壁も木で包み込むと、空間は一気に「森の中のロッジ」のような雰囲気になります。木に囲まれる安心感は、言葉で説明するよりも、実際にその中に立ったときの身体の反応がすべてを物語ってくれます。音はやわらかく吸収され、反響音が減ることで、家の中の「静けさ」の質が変わります。照明を落として夜を過ごせば、外がどれほど騒がしい街中であっても、自分たちだけの“隠れ家のようなひととき”が生まれます。

一方で、床を無垢の木に、壁と天井を珪藻土にする組み合わせも、とてもバランスの良い定番です。足元からは木の温かさと柔らかさを感じ、視線の先には珪藻土のしっとりとした白や淡い色が広がる。床と壁・天井で役割分担をするように素材を選ぶことで、空間全体が整い、家具やアートがきれいに映えるキャンバスが生まれます。ソファやダイニングチェアの張地の色が変わっても、カーテンを掛け替えても、ベースになる素材の力が強いので、簡単には“古びて見えない”というのも大きなメリットです。

天井を木、壁を珪藻土にするパターンも、One’s Life Homeがよくご提案する組み合わせです。天井は意外に視界の中で大きな面積を占めるため、ここに木を張ると、空間全体が一段と「包まれ感」を増します。ソファに座ったとき、ベッドに寝転がったとき、ふと見上げた先に木の表情があると、それだけで心が落ち着きます。壁の珪藻土は光を柔らかく受け止め、時間帯によって色合いを変えて見せてくれるため、昼の顔と夜の顔、その両方を楽しめるのも魅力です。
そして、忘れてはならないのが「窓まわり」の素材です。どれほど壁や床にこだわっても、窓枠が無機質な白い樹脂だけだと、そこだけが浮いて見えてしまうことがあります。One’s Life Homeでは、可能な限り、木製の窓枠や木製サッシ、あるいは木製の内窓などを組み合わせて、「光の入り口」まで自然素材で整えていくことを大切にしています。

木の窓は、外の風景を切り取る「額縁」のような存在です。窓辺に腰掛けて外を眺めるとき、肘を置く場所がひんやりした金属や樹脂ではなく、ほんのり温かい木であること。そのささやかな違いが、窓辺を「ただの開口部」ではなく、「居場所」に変えてくれます。読書をする場所、コーヒーを飲む場所、ぼんやりと外を眺めて頭を空っぽにする場所。木の窓は、そんな小さな幸せのシーンを支える、大切な背景になります。
ここまでご紹介してきたように、珪藻土と木は、デザイン的にも機能的にも、非常に相性の良い組み合わせです。珪藻土が空気を整え、光を柔らかく受け止める「背景」をつくり、木が触れたときの心地よさや香り、経年変化の豊かさで「前景」をつくる。どちらか一方だけではなく、この二つをバランスよく配することで、初めて「暮らしの器」としての住まいが完成していきます。
「新築だから自然素材を取り入れたい」「リノベーションだからこそ、今度こそ本当に好きな素材にしたい」。どちらのご相談も、私たちにとっては同じくらいうれしいテーマです。新築であれば、構造や断熱性能とあわせて、最初から自然素材前提の設計を組み立てることができます。リノベーションであれば、既存の躯体を活かしながら、いまの暮らし方に合う間取りと素材を重ねることで、「同じ広さなのに、まるで別の家」と感じられるほどの変化を生み出せます。
もちろん、自然素材は必ずしも最安の選択ではありません。しかし、毎日触れる部分にこそ投資することが、住まいにおいては最も合理的な選択だと、私たちは考えています。床に寝転ぶ、壁にもたれる、窓辺に肘を置く、天井を見上げる。そんな何気ない動作のたびに感じる心地よさは、数年後には「この家にして良かった」という確かな実感となって返ってきます。
安価な建材の多くは、築後十年、二十年と時間が経つにつれて、「古さ」というかたちでその姿を変えていきます。一方で、珪藻土や無垢の木は、年月とともに色味に深みが増し、小さな傷や汚れですらも、その家で過ごしてきた時間の記憶として愛おしく感じられるようになっていきます。「うちの床、子どもが小さい頃にここでよくおもちゃを落としていてね」と笑いながら話せる床材と、「そろそろ張り替えようか」とため息をつきながら見つめる床材。その差は、最初の時点で選んだ素材の違いに他なりません。
One’s Life Homeは、上質な自然素材を使うことを「贅沢」とは捉えていません。むしろ、長く住む家だからこそ、最初に少しだけ勇気を出して、本当に好きになれる素材を選ぶことが、最も無駄のない選択だと考えています。新築でもリノベーションでも、図面だけでは見えてこない「空気感」や「手ざわり」まで含めてご提案するのが、私たちの役割です。
もし今、家づくりや住まいのリノベーションをお考えでしたら、一度「素材の話」から始めてみませんか。どの面に珪藻土を塗ると心地よいか。どの部屋の床をどの樹種にすると暮らしが楽しくなるか。天井に木を張ると、どんなふうに夜の時間が変わるか。窓枠を木にすることで、窓辺がどんな居場所になるか。そんな具体的なイメージを一緒に描いていく過程そのものが、すでに「新しい暮らし」をつくり始める第一歩になります。
上質な素材でつくる家は、最新設備や流行のデザインを追いかける家とは、少し違う時間の流れ方をします。二十年先、三十年先、に振り返ったとき、「あのとき、この素材を選んで本当に良かった」と心から思っていただけるように。さらには、子や孫の世代にも美しさを維持しながら楽しめるOne’s Life Home、これからも新築とリノベーションの両方で、珪藻土と木をはじめとする自然素材の家づくり、そして意匠・デザインも大切に続けていきます。
