スタッフブログ

Blog

2025/01/13

2025年建築基準法改正について解説。世田谷区の注文住宅はワンズライフホーム。

 

2025年建築基準法改正とGX住宅:未来の住まいへの完全解説

2025年4月に施行予定の建築基準法改正は、住宅の安全性と環境性能向上を目的としたもので、特に耐震性や断熱性能に関する基準が大幅に強化されます。本記事では、「四号特例の縮小」「木造建築物の構造計算強化」「既存不適格建築物への緩和措置」「断熱性能の義務化」などの改正ポイントに加え、次世代のGX(グリーントランスフォーメーション)住宅についても解説します。

■四号特例の縮小とは?

これまで延床面積500㎡以下の木造住宅などに対して適用されていた「四号特例」による構造計算の免除が縮小され、より多くの建物が構造審査の対象となります。

■1-1. なぜ縮小されるのか?

近年の自然災害(地震・台風)の増加を背景に、木造住宅の安全性強化が求められてきました。設計者の裁量に依存していた構造安全性を、より客観的な審査に移行するためです。

■1-2. 具体的な変更点

  • 対象の拡大:500㎡以下の木造住宅でも構造審査の義務化
  • 確認申請の強化:リフォームや増築時にも申請義務が発生
  • 工期とコストの増加:審査プロセスの追加による影響

■1-3. ワンズライフホームの対応

ワンズライフホームではこれからも変わらず、住宅性能を保ちながら、自然素材やデザインを採り入れる設計を行ないます。安全で安心な、そして価値ある住まいを提供してまいります。

■木造建築物の構造計算強化

従来、2階建て以下の木造住宅は仕様規定で設計が許容されていましたが、改正後は中規模の木造建築(延床面積500㎡以上)で構造計算が義務化されます。

■断熱性能の強化:断熱等級4以上の義務化

断熱性能の強化は2025年の改正の中でも特に重要で、すべての新築住宅に断熱等級4以上の性能が義務付けられます。この法改正について、やりすぎだ、という声を耳にします。しかし、欧州と日本の住宅を比較すると、これでもまだ性能は追いついていないと言われます。日本人は我慢強く、寒ければ家の中でも厚着をしてコタツで過ごす、これが状態化していました。当社が理想とする住宅は、冬でも短パンTシャツで過ごせるような空間つくりです。住宅の断熱は数値で表されますが、実際には数値だけではありません。総合的に心地よい環境をつくりたいと考えています。

■既存不適格建築物の緩和措置

既存不適格建築物とは、過去の基準で建築されたものの、現在の建築基準法に適合しなくなった建物です。今回の改正では、これらの建物に対して以下の緩和措置が適用されます。

■GX住宅(グリーントランスフォーメーション住宅)の解説

2025年の建築基準法改正に関連して注目されるのが、GX(グリーントランスフォーメーション)住宅です。これはZEHを超える住宅性能基準で、再生可能エネルギーの活用とカーボンニュートラルを目指すものです。カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量から、森林の吸収や再生可能エネルギーの活用などによる吸収量を差し引いて、実質的に排出量をゼロにすることです。地球温暖化防止のため、企業や国が目指す環境目標の一つとして重視されています。

■まとめ:2025年法改正とGX住宅の重要ポイント

2025年の建築基準法改正は、住宅の安全性・快適性・持続可能性を高める大きな転換点です。特に「四号特例の縮小」「断熱性能強化」「GX住宅の普及」は、これからの家づくりを左右する重要なポイントとなります。これまでの基準では見逃されていた耐震性の向上や、気密性・断熱性の強化を通じて、住まいの基本性能が飛躍的に向上することが期待されています。また、GX住宅の普及は、エネルギー自給率の向上や環境負荷低減に寄与し、長期的な住宅価値の向上にもつながるでしょう。これらの改正は、単なる法的義務ではなく、より良い暮らしと次世代の環境保全を実現するための指針であり、これからの住宅選びや設計において無視できない要素となっています。住宅を建てる側だけでなく、住まいを選ぶ消費者にとっても、これらの基準を理解し、より良い住環境を目指す意識が求められる時代へと進化しているのです。

ワンズライフホームでは、2025年の法改正に完全対応した安心・快適な住宅を提供しています。ぜひ未来の住まいづくりのご相談は、ワンズライフホームへお任せください。

 

「住宅性能」と「素材&デザイン」を両立。

それがワンズライフホームの家づくり


Contact