猫と快適に住まう、桜が見える家

木造フルリフォーム
施工面積1階57.51㎡/17.39坪
2階57.51㎡/17.39坪
2匹の猫たちと暮らすT様ご夫婦。お子様たちは独立し、二人だけで住まう家として、ご夫婦それぞれのご実家にアクセスが良い場所に中古住宅を購入しフルリフォームしました。猫が快適に過ごせるようにキャットウォークや猫用ドアを設置するなどの工夫がたくさん詰まっています。また、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるよう、樹脂サッシ、断熱材、全室珪藻土など住宅性能にもこだわりました。

菜園を望む旗竿地

敷地の前面が区有地の菜園と接する旗竿地。再建築はできませんが、建物自体はしっかりしていて、T様が元々住んでいたご自宅も中古住宅をリフォームして住まわれていた経験から、リフォーム次第で何でもできると確信し、この物件を購入されました。

窓から見える隣地の菜園

LDKに面した窓を開ければ目の前には菜園があります。よその敷地ではあるものの、窓から見える景色が借景のようで面白いとお気に入りのご様子。また、網戸は防犯面と猫がぶつかったり引っ掻くことも踏まえ、ナイフでも切れない頑丈なものを取り入れました。また、外気の影響を受けにくい樹脂サッシにもこだわりました。

シンボルツリーの桜

この家にもともと生えていた桜の木。1階のウッドデッキや2階のバルコニーでお花見をするのが楽しみです。

木の形状にあわせてウッドデッキをカット

木の幹の形に合わせてカットしたことで、ウッドデッキと桜の木が自然に融合しました。

菜園とキャットウォークを見渡せるキッチン

菜園の緑と猫たちの様子を見ながら料理ができる視界の開けたキッチン。ネイビーのパネルが空間を引き締めてくれます。
また、キッチンカウンターの立ち上がりで作業の手元が隠せるので、リビングからの見た目もスッキリ。
通常の水栓とは別に除菌水専用の水栓も設けました。

ダイナミックなキャットウォーク

猫たちが楽しく過ごせるよう、リビングにキャットウォークを張り巡らせました。キャットウォークを通じて猫たちが2階の部屋にも移動できるように、階段室ともつながっています。留め金など一切見せないように柱や壁をうまく利用して納めています。余計なものがないので美しいのと同時に清掃性も高めています。

陰影が美しい扉

玄関と居室の間に猫の脱走防止用に格子戸を造作しました。格子の陰影が美しく、玄関のアクセントにもなっています。廊下の壁面収納の下は換気扇もつけて猫トイレを置くスペースにしました。

猫用扉で部屋同士の移動も自由に

2階の各部屋の扉には猫用扉を設置し、部屋同士を自由に行き来できるようにしました。家のあちこちに猫たちがのびのびと暮らせる工夫がなされています。

収納充実の書斎スペース

1階にリビングとは別で書斎スペースを作りました。集中して作業をしたいときや、一人になりたいときにあると便利です。
本や物がたくさん収まるよう棚を充実させています。
置き型の収納だと猫が飛び乗って倒す危険性もあるので、階段下の活用や、リビング内にも柱や壁を利用した収納をたくさん設けています。

階段は緩やかに

もともと玄関を入ってすぐの場所にあった階段をリビングに面した位置に架け替えました。古い住宅にありがちな急な直線階段を緩やかなU字階段にしました。

夫婦の寝室は広々とフレキシブルに

夫婦の寝室は別でも一緒でも使えるよう、部屋の真ん中に間仕切り戸を付けています。収納量を確保できる壁一面のクローゼットも設えました。

来客時にも使える多目的スペース

本棚に囲まれた多目的スペース。普段は読書をしたりして使いますが、お子様やお孫さんたちが帰省された時に寝泊まりする部屋としても使えます。

お客様の声

東京都 T様/2019年 お引渡し
家族構成:家族構成:2人(ご夫婦)

家づくりのきっかけは何ですか?

子どもたちが独立し、今度は実家の親が高齢になりサポートする必要が出てきました。双方の実家までアクセスの良い場所で二人で住まう家を新たに探したいと思いました。そこで出会ったのが今回リフォームをした家です。再建築不可の旗竿地で、手前には区が保有する菜園がありました。当面は開発される予定がなく開放感があって気に入りました。建物自体もしっかりとしていて、安い建売住宅にありがちな床のたわみもなく、すぐに購入を決めました。前の自宅も中古住宅をリフォームしたもので、リフォームで何でもできるということを経験していたので、再建築不可でも抵抗はありませんでした。

どのように会社を選びましたか?

ゆっくり納得のいく会社を探せばいいと思い、ネット検索やリフォーム雑誌を読んだりしました。実際に相談したのは8社程度で、直接話を聞いた上で自分たちに合いそうな3社まで絞り込みをしました。
珪藻土を全面に取り入れることを希望しましたが、一部だけ珪藻土にして他は板を張ることを勧めてくる会社もありました。これはおそらく予算や職人の手配など、会社都合による提案だと感じてしまいました。一方ワンズさんは、正直予算はオーバーになりましたが全面できますとプランと見積りを出してくれました。また、建築事務所と比較してレスポンスが早かったり、打ち合わせの回数は施主さんが納得いくまで何回でも!という顧客の希望をとことん聞く姿勢もいいなと思いました。

家づくりのこだわりは?

猫がのびのびと暮らせることと、終の棲家としての快適さを判断基準として大事にしました。
住宅性能は、全面珪藻土、外気の影響を受けにくい樹脂サッシ、断熱材のランクアップをしました。本当は無垢の床材を使いたかったのですが、猫が床に吐くことがあり、シミになってしまうので断念しました。
ワンズさんは私たちが納得いくまで細かく打ち合わせをしてくれました。正直言って打ち合わせは大変でしたが、納得のいく住まいに仕上がったと思います。単純にできませんではなく、できるように考えましょうという気持ちで取り組んでいただけました。


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