生まれ変わった団地の実家

マンションフルリフォーム
施工面積85.0㎡/25.71坪
  
奥様のご両親が地方にある実家に移住されたことをきっかけに、実家の団地をK様一家の住まいにするためフルリフォームしました。LDKは壁や仕切りを極力取り去り、明るく開放感がある空間にしました。構造上撤去できない壁やパイプスペースの凸面などなどありましたが、建築家の提案によりデメリットを上手く活かしたプランに仕上がりました。

アールが美しい構造壁

建物の構造を担う袖壁と垂壁は撤去できませんでしたが、インテリアコーディネーターをされているご主人のアイデアでアールを付けたところ、部屋のアクセントになりました。また、そこに施した珪藻土の塗装に美しい陰影が生まれました。将来的には間仕切りの建具を取り付けられるよう、天井にレールだけ設置しています。

家族が見渡せるキッチン

もともと壁に囲まれていたキッチン。広く明るくしたいというのが奥様のたっての希望でした。対面だったキッチンはL字型を壁付けにすることで、ダイニングに水や汚れがダイニングに飛ぶのを気にせず料理できます。
お二人が選んだタイルもお部屋のインテリアに合っていて素敵です。

家族の様子がわかる小窓

元はキッチンと洗面所を行き来する扉がありましたが、その名残として取り付けられたチェッカーガラスの小窓はご主人が探してきたアンティーク。開けると隣に面した洗面所と浴室の様子が分かります。遊び心を感じるポイントですが、実は換気にも便利なんだとか。

構造のデメリットを活かしつつ、コストコントロールも賢く

作業や収納に便利なキッチンカウンターは後から購入したもので、必要に応じて動かすことができたり、造作のカウンターと比較してコスト面でのメリットも。また、時計が掛かっている壁はパイプスペースの為撤去ができませんでした。この出っ張りに合わせて壁面収納を設けたことで、構造のデメリットを賢く解決できました。何かと生活感が出やすいダイニングとキッチンのパントリーとして活躍しています。床は貼り方を斜めにすることにより、通常のフローリングと同じコストでヘリンボーンのような表情が出るデザインにしています。

生活感を出さずスッキリ収納

造作の壁面収納は家電や食材、ゴミ箱など、必要だけど見えると生活感が出すぎてしまうものをスッキリと収めてくれます。

明り取りの窓で明るい廊下

廊下沿いに書棚を造作。本をしまったり、飾り棚にしたりと多目的に使えます。書棚の上の欄間は以前各部屋のドアの上についていたものを再利用して、二つ並べて明り取りの窓にしています。元の内装にあったものを新しい形で活かして思い出も引き継げるのがフルオーダーのリフォームの良いところ。明るい廊下は通路の機能を超えたスペースに仕上がっています。

ワークルームは静かな場所に

自宅で仕事をすることが多いご主人のためのワークルーム。小さな子どもがいても集中できるよう、生活の場であるLDKから離れた位置に設けました。壁は一面をビビッドなグリーンで塗装し、メリハリを持たせました。

寝室も開放感を持たせて

寝室はもともと和室でしたが、天井を撤去し天井を高くして開放感を持たせました。露出させた躯体は白く塗装し、壁面は調湿効果がある珪藻土で塗装し、快適さをアップさせています。また、床の間と押入だった場所は2間幅と大容量のクローゼットになりました。WICも便利ですが、通路幅が必要な分、こうした壁面収納の方が収納量が圧倒的に大きくなります!

広く使いやすくなった洗面室

元は脱衣室と洗面室に分かれていましたが、一室にまとめて空間に奥行を持たせました。広くなった分壁面収納を充実させました。キッチンと隣接した壁には小さな小窓を設置したことで、採光と換気ができます。

広いカウンターの洗面台は朝の支度で大活躍です。

玄関も広く明るく

狭く暗くなりがちな団地の玄関。使い勝手を良くしたいと隣接する個室を狭め、玄関幅を30cm広げたので、ゆったりとした空間になりました。
元は腰高のシューズボックスがありましたが、壁面いっぱいの収納を設置し、すっきりした見た目と大容量の収納が実現しました。

お客様の声

埼玉県 K様/2018年 お引渡し
家族構成:3人(ご夫婦、お子様1人)

家づくりのきっかけは何ですか?

今回リフォームをした団地はもともと私(奥様)が両親と高校生まで過ごした実家でした。父のリタイヤをきっかけに両親は地方の実家に移住したため、空いている実家をリフォームして私たち一家が住むことにしました。

どのように会社を選びましたか?

私は住宅関連の仕事をしており、仕事柄日々様々な会社の情報に触れていました。そんな中、自分たちがリフォームをするならここにしようと最初から決めていたのがOne’s Life ホームでした。お客様にご紹介すると、皆様やりたいことを叶えてくれる会社だと非常に満足度が高いのが理由です。
私とインテリアコーディネーターをしている夫のたくさんあるこだわりを予算内で実現したいと思っていました。また、建築家が入ることによる設計力、デザインのセンス、そして対応の柔軟性、施工を一生会に加入している登録業者にしかお願いしないというところも信頼でき、決め手になりました。

家づくりのこだわりは?

元の団地の間取りは間仕切りが多く閉塞感があったので、壁を減らしたり積極的に光を取り込んだりして明るく開放感のある空間にしたいと思いました。特にキッチンは壁を取って明るくし、パントリーを作るなど、使い勝手の良い空間にしたいと思いました。また、ワンズさんの売りである珪藻土、無垢材などの自然素材も使いたいと思いました。
夫も各部屋のアクセントウォールの色選びやキッチンと洗面所をつなぐアンティークの小窓を設置したりと、住まいのディティールへのこだわりがたくさんありましたが、ワンズさんはその一つ一つに応えてくれました。


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